こんばんは、ニックです。
突然ですが、『小学生のお子さんにPCやタブレットを買い与えるか迷っている』というご家庭は結構いるのではないでしょうか。
我が家では当時小2だった娘にiPadを購入してから、1年が経過しました。我が家の感想としては、『iPadの購入は、子供の教育にとても良かった』と思っています。
そこで本記事では、購入を迷っているご家庭の参考に、長女の使い方を参照して、子供の教育にとって良かったと思う理由についてレビューしたいと思います。
我が家で『iPadを子供に購入して良かった』と思えた理由を説明すると、以下のような子供の成長が見られたからです。
僅か1年ほどの間に、この3つについては大きな成長を遂げています。これらについて、本記事では1つづつ、解説していきたいと思います。
なお、小3の娘のiPadの使い方は次のとおりで、私が小3だった頃と比べると、ITを駆使する能力は雲泥の差です。
※ 小3の娘が、どの程度のことが出来るのか、記事の中で記載します。
ちなみに、我が家でiPadを購入することを決めたのは、当時小2だった娘が調べ物をするのに、お古のiPhoneの小さな画面でgoogle検索をしているのが不憫だったことが一番の理由です。
最初はiPad以外の安価なタブレットでも良いかと思っていたのですが、機能と操作性を考えてiPadを購入しました。(wi-fi切替でほぼ無料で購入できたのも大きい。)
(1)情報検索能力の向上
iPadを購入してから、当時小2の娘はiPadで自分で調べ物をするようになりました。
小3になった今では、いわゆる『ググる』ことを完全にマスターしています。
Youtube検索も併用するようになっていますし、検索能力については、一般的な中高年の成人と大して変わらないように思います。
また、「ネット上の情報は正確性に劣る場合もある」ことを、図鑑や書籍の情報と見比べることで、自然と学んでいるようです。
娘は爬虫類や両生類が好きで、図書館でこれらの図鑑を借りてきては読んでいるのですが、ネット情報と見比べることで、blogやYoutubeの一般人の作成したコンテンツの情報は作成者の経験や推測に基づく情報が多く、必ずしも正しくないことを知ったようです。
一方で、個別具体の疑問に対する情報を調べるにはネットが便利であることを体感として学んでいるようです。
親としては、『口コミ』や『掲示板』など匿名性の高いコンテンツは誤った情報や、嘘も少なくない頻度で紛れているため、「情報の妥当性を判断する能力」が必要になることを伝えています。
今後は、ネット検索だけではなく電子辞書も与えて、併用できるようにしてみようと思います。
また、時期がくれば、一次情報を調べることの重要性や、より精度の高い検索技術を紹介する書籍なども教えてあげようかと考えています。
(2)子供の自主性の向上
情報検索能力が向上したおかげか、日々、自分が気になっていることや、やってみたいことを『自分で調べて実際にやってみる』ことが増えているように感じます。
例えば、一時期、折り紙に夢中だったころに、カメレオン、恐竜などの昔ながらの書籍にはないような折り紙の折り方をYoutubeで調べて色々作ったり、『一輪車』『トカゲの捕まえ方』などを調べて試しているようです。
そのほか、後述する、デジタルイラストの作成方法や、教育用のプログラム作成ソフトを使ったゲーム作りなど、勝手に自分で調べて遊んでいます。
この辺は、娘が幼稚園の頃から『パソコンやスマホを使えば、知りたい情報は大体手に入る』ことを知っていた事も一役買っている気がします。
娘が幼稚園や低学年の頃に流行していた、『かけっこ』、『逆上がり』、『空中逆上がり』、『水泳』などの動画をYoutubbeで調べ、参考にしながら練習していた時期があり、娘は何か気になることが出来ると『電話で●●を調べて』と言うようになったのです。
その後、iPadを与えられて、フリック入力やgoogle検索の方法を教えてからは、自ら気になることを調べるようになりました。
一方で、イラスト、手芸、詰将棋、爬虫類など、その時々に興味がある事柄についての本を図書館で借りて勉強しており、興味があることをネット以外にも書籍で詳しく調べるこようになりました。
ネット検索から転じて、読書習慣にもつながっているような状況です。
我が家では娘が小さい頃からが隔週で図書館に行き、絵本や本を大量に借りていたので、それも影響しているかも知れません。
(3)ITリテラシーの向上
(1)(2)で記載したとおり、『ググる』ことを覚えていることは勿論ですが、コロナの為に、リモート授業などもあったため、Web会議アプリ(Teams)もある程度、使いこなせています。
大人世代でもリモート会議が普及したのは、ごく最近のことですが、娘達は小学校1年生のころから、リモート授業を経験しているのは羨ましい限りです。
思い返すと小1からリモート授業の為、一人一台のタブレットが貸し出しされて、タブレットを使った授業も行われており、小2の後半ではscrachと呼ばれる、プログラム学習が導入されていました。
なお、これらは埼玉県の公立小学校での話ですが、小3で転校してからもタブレットを使った授業はしているものの、プログラム学習は若干レベルが低いようです。このあたりは地域格差があるのかも知れません。
娘は小2でプログラムが面白いと感じたようで、転校してからも、プログラム学習用の書籍を図書館で借りてきたり、Youtubbeでscrachのプログラム動画を見ながらコードを組んだり、自分で改良したりして遊んでいます。
星のカービィを真似た、単純なアクションゲームを造ったり、ネコのイラストを指で動かすと分身が付いてくるプログラムを造ったりと、既に私でもコードを勉強しないと簡単には作れないプログラムを組んでいます。
そのほか、無料でインストールしたペイントアプリを使って、Lineのスタンプを作成していました。ペイントアプリは既に私よりも圧倒的に使いこなしています。
また、2カ月ほど前に、Youtube動画を自分でも作成したいとのことで、趣味で育てているニホントカゲの動画を私と二人で作ってみたのですが、先週、気が付くと一人で動画制作をしていました。撮影から編集(尺調整、並べ替え、アフレコ、テロップ・BGM・効果音の挿入)まで一人でやったようで、拙い部分はありましたが、形になっていました。アフレコは、自分でやり方を調べたようです。
自分が小3の頃のデジタル技術と言えば、ファミコンを操作できるくらいでしたが、娘のITリテラシーはそれと比べると雲泥の差です。
我々の世代は、新しいITに必死に食らいつこうとして、半ば置いて行かれている状況ですが、今の子供たちは生まれながらにITに囲まれて生活をするデジタルネイティブ世代です。
ネットバンキング、ネットショッピング、ネット証券、モバイルスイカ、等も時期がくればすぐに使いこなせるようになるでしょう。
自分の興味のあることを遊び感覚で触りながら、様々なアプリの基本動作を覚えていくのを見て、iPadを与えて良かったなと思っています。
最近は、ローマ字の勉強も兼ねて、キーボード入力の練習がしたいと言ってきたので、キーボード付iPadケースを購入しました。
今後、キーボード入力が出来るようになったら、私のPCの買い替えに合わせて専用のPCも与えて動画編集やプログラム作成などが本格的に出来る環境を与える予定です。
一つ気になるのは、娘の視力低下です。元々、視力は強くなかったので、iPadの使用時間などは制限していたのですが、両目ともに0.7以下に低下しています。もう少し気を付けてあげないといけないなと反省しています。
まとめ
『iPadと子供のITリテラシーの向上』というテーマで記事を書いてみました。
いかがだったでしょうか?
私自身は、子供にiPadを与えたことは大正解だったと感じています。
主な理由は、①情報検索能力の向上、②自主性の向上、③ITリテラシーの向上、です。
我が家でも与えるタイミングには気を使っていましたが、スマホ検索が出来るくらいの年(小2~小3)ならば、iPadは十分使いこなせるようになることが分かりました。
親が最初の手ほどきをしてあげれば、後は、子供たちが自ら調べることで自然とITリテラシーが向上していきます。iPadを与えるなら、自分の時間が多い、小学校の低~中学年くらいに与えるのが案外良いのかも知れません。
本記事が、お子さん用にタブレット購入を迷っている親御さんにとって参考になれば幸いです。
本記事ではiPadを子供に与えて良かったことを記載しましたが、iPadでひたすらゲームや動画に興じている他のご家庭の子供の姿を目にしたこともあります。この様な状況にならないよう、我が家では工夫をした事もあるので、そのあたりは別記事にしてみようかと思います。(ちなみに、うちの子はiPadではゲームはしません。)
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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