(1)共働きの優位性
私の周囲を見回すと、私が子供だった頃と比べて、共働きのご家庭が増えているように思います。
そこには、長年のデフレ下において給与が抑制されてきたことなどから、共働きでなければ十分な生活費が担保できなくなったり、女性の社会参画の推進、健康寿命の延伸により親世代の協力を得られる家庭が増えている、など様々な要因があると思います。
「資産形成」という視点で見た場合、共働きのもたらす効果は絶大です。特に若いうちに共働きで資産運用の種銭を作ることは、将来、大きな恩恵をもたらしてくれる可能性があります。
投資の複利効果は絶大で利回りを5%とすると15年後には倍になります。
30歳で1000万円を投資に回すと60歳時点では4000万円に膨れ上がります。
共働きで若い時に得られる収入の増は、将来出世してから得られる収入の増よりも価値が高いと言えるでしょう。
(2)マインドセット
家庭ごとの事情はあるかと思いますが、共働きのご家庭であれば、無理なく共働きを継続できる状態を維持できる働き方をすることが大事です。
すなわち、家事育児の分担は負担が一方に片寄らないようすることです。
私も独身時代やDINKSの時期は長時間勤務をする時期もありましたが、子供が生まれてからは徐々に減らしていき、妻の職場復帰を契機に残業を激減させ、家事育児の時間が平等になるようにしました。
残業をなくすことは10年前だと難しかったように思いますが、社会全体が労働時間の圧縮に対して非常に前向きになっていることや、コロナによるテレワークの浸透、などが後押ししてくれたと感じます。
私自身の肌感覚でも、現在は以前よりも、働き方に対して柔軟な環境に変わってきています。
共働きが可能な世帯においては、無理なく共働きが継続できるよう、双方が残業を出来るだけ減らすことを意識すると良いと思います。
ただし、『ほどほどに仕事をする』ことを推奨しているのでなく、
私自身は『よく働き、よく学び、よく遊び、よく休む』ことを目指しています。
適当に仕事をすると、仕事から得られる充実感や達成感が減ると思うので、推奨しません。
時間を区切って、限られた時間の中で全力で働き成果を出せば、仕事から得られる充実感や達成感はほとんど落ちませんし、周囲からの評価も下がりません。(むしろ上がります。)
また、子供には楽しそうに仕事に取り組んでいる姿を見せたいですよね。無理をしなければ、仕事は楽しいものですからね。
物理的に無理な状況というのも、時にあるのですが、しっかりと休息を取り、家族との時間を大切に出来るような働き方をすることが、持続性のある最もパフォーマンスの高い働き方だと感じています。
(3)効果
残業をやめてから、子供と過ごす時間が増え、睡眠時間も確保できるようになりましたし、妻との関係も以前より良好になりました。
妻が職場復帰したことで生活費の一部を負担してもらえるようになり、その分の入金力が高まりました。我が家の資産形成は妻が復職してから加速していますので、資産形成への効果は高いと思います
家族と過ごす時間が増え、私自身はもちろん、妻や子供達にとっても良い環境になっています。
また、早寝早起きをしているので、非常に健康的です。
(4)まとめ
資産形成における、共働きの優位性と、継続していくために意識していることを綴りました。
本記事の内容をまとめると、以下の3つです。
- 共働きにによる資産形成への効果は絶大で、特に若い時期に種銭を作れると良い。
- 共働きを無理なく続けるには、夫婦のどちらかに家事育児の負担が偏らないことが重要。
- 定時に帰れるよう業務管理を徹底し、家族と過ごす時間、家事育児をする時間を確保)
とはいえ、共働きは、やはり大変な部分は多いです。どうしたって時間は不足しがちですし、時には無理をしなければいけない時期もくるかもしれません。
一番大事なのは健康ですから、そこを見誤らないよう、無理のない範囲で頑張ることが良いのではないかと考えています。
ここ迄読んで頂き、ありがとうございました。
コメント